琵琶湖博物館【オオサンショウウオに会える!動物園・水族館②】
さて、琵琶湖といえば琵琶湖博物館。前回企画展目当てで来た時は、水族展示室が工事中で見られませんでした。せっかくここまで来たので、オオサンショウウオの在不在を確認してみると…いるっぽい!
というわけで、17時閉館のところ16時に駆け込み入館。広い博物館で、展示内容も盛りだくさん…だけど一時間しかない…ということで、入口のスタッフさんにも「まずはお魚のところから見られることをおすすめします〜」と言われ、水族展示室に直行。ちなみに琵琶湖の歴史などを紹介してくれる博物館ゾーンも、じっくり見ると何時間もいられるくらい面白いです。
入ってまもなく、青い青いトンネルがあります。水族館ではよく見かけるトンネル型水槽ですが、何と言ってもここでは、琵琶湖に生息するコイなどの淡水魚を、自分の目の高さよりも上で見ることができるんです。
私は筒型の魚のおなか側を下から眺めるのが好きなので、めったに見られないおなかを存分に眺められて幸せでした…うっとり眺めていてベストアングルの写真撮りそびれた( ゚д゚)
琵琶湖といえばこちらのお方。琵琶湖の生態系の頂点に君臨する、ビワコオオナマズ氏のご登場!平たいお顔に離れた小さな目、どことなーくオオサンショウウオに通じるかわいらしさがある気がする。
湖つながりで、ロシアのバイカル湖、アマゾンの湖の生き物たちの展示も。バイカルアザラシの、つぶらな瞳の愛くるしさ…さぶもきゅんきゅんしてます。
ふれあい体験ゾーンでは、懐かしのザリガニや淡水魚にさわれるというイベントも。なんとなく、こういうのはちびっこ向けのイベントだよね…と遠慮がちにしていたら、「大人の方も参加してくださいね、どうぞー」とスタッフさん。私たちのようなおおきなおともだちをあたたかく受け入れてくれる水族館さん、ありがたや!
しかもスタッフさん、こさぶを見て「サンショウウオですか?笠をかぶって、修行の旅ですか??」と話しかけてくれたのです!カピバラやリスと間違えられることも多いこさぶを、旅のサンショウウオと見抜くとは、さすがです…じわじわ感動するこさぶ。
右のはさみが小さいの、写真がでわかるでしょうか。取れてしまったはさみが再生して、この大きさまで育ったんだそうです。すごい…
立派な方の左のはさみで、こさぶを威嚇するザリガニさん。かっこいいねえ。
ところでオオサンショウウオは?どこにいた??見つけられず…
先ほどの素敵スタッフさんに尋ねたところ、「中流域の水槽の、流木の下にじっとしていることが多いですよ」とのこと。あれれ、さっき通り過ぎてきたはずなのに、見逃した?!「結構大きいんですよー、たまに、くるくる回ったりしてますよ」とおっしゃるのでわくわくしながら中流域の水槽に戻ると…
いたーーーーー!!でかい
見えるでしょうか…上手に撮れなかった
この子はハイブリッド(日本のオオサンショウウオと、外来種であるチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種)で、身長が140センチ近くあるのだとか。ネットの記事でこんなの見つけました…身体測定で怒って白い液体(山椒の香り)を出すさんちゃん。かわいい。でも、この子に噛まれたら、手なんて簡単に取れちゃいますね。この時点で日本最大って書いてあるよ。
琵琶湖にはたくさんの川が流れ込んでいるので、洪水などがあると上流から流されてきて、漁師さんの網にかかったりするオオサンショウウオがいるのだそうです。で、そうすると琵琶湖博物館に連絡がくるんだとか。↗︎の記事によると、この子は2002年8月5日に大津市伊香立の溝で発見され保護されたらしい!
そして閉館間際に駆け込んだショップでハイクオリティなお土産を発見!
まめさぶと同じ種類の子もひとり、ストラップコーナーにちょこんといました。どんなおうちの子になっていくのかな、大事にしてもらえるといいね。