さぶろぐ

ぬいぐるみサンショウウオ「さぶ」たちの、旅と日常の記録です。

プールがオオサンショウウオの園!名張市郷土資料館②

名張市郷土資料館が、廃校になった小学校の校舎を利用した建物であることは先に書きました。そして、小学校にはプールがありますよね。使われなくなったプールに今は、

じゃじゃーん!!!およそ150匹のオオサンショウウオズが飼育されています♡

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 ※普段は、プールは水で満たされています。定期的にプールの清掃を行うため、水が抜かれます。写真は水を抜いた状態。オオサンショウウオたちと同じ空間に立つという、夢のような体験をさせていただきました。これ、ちょっと言葉で言い表せない嬉しさがあふれます…。

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 赤目四十八滝の渓谷を流れる滝川にはオオサンショウウオが生息していますが、京都などと同じく、このあたりでも昔人間が持ち込んだ外来種チュウゴクオオサンショウウオとの交雑が進んでおり、在来種を保全するためにはチュウゴクオオサンショウウオや交雑種オオサンショウウオを隔離する必要があります。交雑種と在来種、見た目だけではどちらなのか分かりません。なので発見されたらとりあえず捕獲して、遺伝子検査をして、交雑種だった場合は川に戻さず、このプールで飼育する、というわけです。

 

大人のオオサンショウウオは肺呼吸と皮膚呼吸を組み合わせて呼吸をしています。水がないところではもっぱら肺呼吸の出番。京都水族館でも聞いた、あの力強い呼吸音「スーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」が、あちこちからひっきりなしに聞こえてくる…そりゃそうだよねだって150匹もいるんだもの。オオサンショウウオと同じ空気を吸っている。というか私がいま吸った空気には多分オオサンショウウオが吐いた空気もちょっとは含まれてるし逆もまた……うををう!えもいわれぬ幸福感。

 

そして地面を歩く姿。くねくね。有尾目の名に恥じない美しい立派なしっぽが、陸上では横向きにぺたんとおりて、普段とは違う可愛らしさです。

それではファンにはたまらないラブリー映像をどうぞ!!

 

 

 

 

この後はもちろんプールにお水を入れてもらっていました♡

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この日は12月22日、冬至の日。25メートルプールにお水がいっぱいになる頃にはもう真っ暗。月明かりに照らされるミステリアスな人魚、ならぬサンショウウオ…と言いたいところですが、この灯りは懐中電灯です^^;

 

赤目の滝の入口の「日本オオサンショウウオセンター」でオオサンショウウオを好きになったら、ぜひぜひ名張市郷土資料館にも立ち寄ってみてください!館長のぼーちゃんが迎えてくれます♡そして運が良ければ、プールの子たちにも会えるかも!!名張市郷土資料館はオオサンショウウオ天国です♡♡♡