さぶろぐ

ぬいぐるみサンショウウオ「さぶ」たちの、旅と日常の記録です。

【2023年5月末閉館】ありがとうスマスイ

関西でイベントに出展させていただくと、かなりの確率でお客様の口にのぼる「スマスイ」こと須磨海浜水族園。関西圏の皆さんにとって、幼い頃から親しんだ大切な水族館なのだろうなあということが、すごくすごく伝わってきます。

先日、2023年5月31日をもって閉館してしまったこの水族館にNOTARIが行けたのは、ついに2回だけでした。

1度目は2019年12月、神戸で開催されたいきもにあの後。あまり時間がなくて全部は回り切れなくて、それでもオオサンショウウオの水槽が大きくて、展示資料も充実していて、オオサンショウウオちゃんが優しくて…時間がないと言いつつ1時間粘った私たちに、しなやかな息継ぎシーンを見せてくれました。

このときは「世界のさかな館」にいたのかな、出口の直前くらいだったか、記憶があいまいだけど、ドドーン!という感じで登場した記憶があります。

最初はこんな↑感じでしっぽだけが見えていたんですが、しばらくじっと待っていたら顔をこちらに寄せてくれて…↓アクリル板越しにほっぺを重ねて、さぶに何か伝えてくれたのかもしれません。

「心動かされる生きものを見ると思わず記録に取りたくなる人は、少なくないようです」本当にそのとおりですよね。江戸時代の研究者たちがオオサンショウウオをどう見て、どう描いたのか、素晴らしい読み物記事が展示されていました。↓

さりげなくこういうところにいてくれるのもすごくうれしい!焼き物素材とオオサンショウウオって質感似てて、良いですよね…

 

そして2度目はつい先日。閉館前にどうしても、、という願いは、約3年間続いた外出自粛が少し緩んだ2023年3月に、無事実現できました。今回は、2022年生まれのパペットオオサンショウウオ、「J.G.サラ万次郎」も一緒です♡

2020年から運営が民間事業者に変わったということで、展示も結構変わったのだとは思うんですが(オオサンショウウオも違うところにいたと思う)、みんなに愛された三角屋根と入り口すぐの大きな水槽の印象は変わっていませんでした。スマスイを語れるほどスマスイを知らないけれど、35年前に建てられて大切に使われてきた建物が醸し出す雰囲気は、同じ日本でこの時代を生きた私にとっては涙が出るくらい懐かしくて、最後に行けてよかったと心から思いました。

↑こういう廊下とか壁とか。光の入り具合とか。80-90年代を感じる。

 

スタンプラリーに参加したよ!オオサンショウウオスタンプもあって嬉しい♡

 

スマスイカードを買ったよ。5枚1セットを、姉妹それぞれ5セットずつ購入。よって合計50枚のカードを入手!それでも、ほしいカードが出るとは限らない…ドキドキ。

夜、ホテルで開封の儀を執り行ったのですが、

……これは本当にヤラセとかでなく、

50枚あって、49枚開けてもオオサンショウウオなかったから(レアカードなんだろうなということはわかっていた)、あきらめかけた(ふりをして、心の底では6割信じてた、不思議)最後の1枚を開封したら…

 

 

オオサンショウウオ様だったのです~~~~~

スマスイの美しいあの子が、「おまえたち、オオサンショウウオ道を、迷わずにのたりのたりと進んでいけばええんやで~」って言ってくれてるかのような、オオサンショウウオ様のお導きをしみじみ感じた瞬間でした。

さぶと並んで座ってるまるいぬいぐるみの子は、スマスイのショップからこの日にお迎えした「まるさぶ」。まるい…かわいい……

 

この日も1時間粘って、息継ぎシーンを見せていただきました。前回と同じ子なのかどうか、柄で分かるといいんだけど、今のところ判断できてません( ノД`)

 

 

なんと1957年から(当時は須磨水族館)続くスマスイの歴史を、公式サイトから見ることができます。デジタルアーカイブもうれしい♪♪

須磨海浜水族園 [公式サイト]

 

たった2回しか行けなかったけど、強く心に残る水族館です。素晴らしい思い出をありがとうございました。。。
リニューアルでどうなるのかはわからないけれど、新しい施設になっても、スマスイが私たちに見せてくれた宝物が、ちゃんとその真ん中に輝いている施設であり続けてくれたらいいなあ…

そしてあのオオサンショウウオちゃんはどこに行くんだろう??これからも幸せに暮らしてくれますように。